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岩泉町(岩手県)の被害状況とホダ木生産

掲載日:2016年9月26日

台風10号で大きな被害を受けた岩手県岩泉町に行ってきました。
岩泉町にはフォレストサイクル元樹が管理を引き継いだ山林があり、10月からホダ木の生産を予定していました。

町民の皆さんが暮らしている町や道路の状況については、ニュースなどから情報を得ることができましたが、山の状況は把握することができません。
山の状況を確認するために、9月中旬に山へ入りました。

実際の被害の様子は想像以上でした。

岩泉町の国道や県道、幹線道路の多くは道に沿って川が流れています。
町に入るずっと手前から川はえぐられて流木が散乱していました。
川幅が広くなり、カーブしている場所は大きくえぐられていて、道路にもその影響の痕が残っていました。

一部の道路はまだ通行規制がかけられていましたが、台風から3週間余りが経ち多くの道は車で通れるまでに復旧しています。

以前は車で入ることができた森林の入口付近も、流木が重なり合って塞がれていました。
入口から約200mほどの作業道が沢の状態になっていて、土の中に溜まった水が勢いよく流れ出していました。
土が流されて大きな石がむき出しになっている場所もありましたが、そこから上は作業道も無事で、山の木々も問題ないようです。

山に保管していたホダ木は流されずに無事でしたが、泥をかぶった跡があり、それがシイタケ栽培にどのように影響がでるか少し心配です。
シイタケ栽培用にきれいな水を確保するため、上流の沢から水を引いていたホースも一部流されて破損していました。

被害があった入口付近の作業道は人が通れるように流木を取り除きましたが、車が通れるまでに復旧しないと木を搬出することができません。

10月以降、地元の森林組合の方に同行していただ再度岩泉町の森林に入り、図面と照らし合わせて境界を確認し、作業道の復旧について費用などの相談をしたいと思います。

予定していたホダ木生産の試験作業は、今は中止しなければいけない状況で、復旧費用も時間もかかりそうですが、来年からはホダ木生産の道筋がつけられるように頑張りたいと思います。

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