木を切るにも「旬」があるのをご存知ですか?
掲載日:2016年9月17日
7・8月は森林での活動を見合わせていました。
山作業をする場合は、真夏であっても長袖の作業着にヘルメットを着用します。
藪蚊やアブなどの虫から身を守ったり、枝などに引っ掛けてケガをしないためです。
ですが、気温が高くなると集中力がなくなり作業効率が悪くなるだけでなく、体力を消耗して熱中症のリスクも高まります。
昔は、木伐りは水が上がった秋口からが常識でした。
木は冬の凍結から身を守るために、秋には水を降ろし乾燥し木が切りやすくなります。搬出も、木の体重が減り出しやすくなります。
また、涼しくなることで作業の効率も安全性も高まります。
フォレストサイクル元樹も暑さが落ち着いた9月に入り山作業を再開しました。
今月は南三陸町と栗原市で作業を行います。
南三陸町では、伐期をすぎた直径30〜40cmの太めの木を中心に隙間を空けていきます。
立木伐採の動画を撮影し、作業の見直しや安全性を検証しています。
今回は、ひとまず上手く作業ができたのではないでしょうか。
これからも、安全面に配慮しながら森を守る活動を継続していきます。