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海と森の学校「宮野森小学校」を見学しました

掲載日:2017年5月13日

5月2日、東松島市立宮野森小学校を見学しました。
東日本大震災で津波被害を受けた野蒜小学校と、児童数が減少した宮戸小学校の2校が統合してできた新しい小学校です。
平成28年12月に新校舎が完成し、GW期間前後の平日の限られた数日間に一般公開されました。

木をふんだんに使った木造校舎で森林に隣接しています。
この森林はC.W.ニコル氏(アファンの森財団と関わりが深く、森と一体となった小学校だということに惹かれ、見学会に参加しました。

なかでも、公立小学校に”薪ストーブ”が設置されていることに興味を持ちました。
フォレストサイクル元樹で、今回初めて扱う暖炉型薪ストーブと同じものが設置されていると聞き、どのように設置されているのか直接見てみたかったのです。

学校職員の方の案内で校内を廻り、たくさんの木が使われていること、各教室の大きな窓から森が見えることが印象的でした。
こんな校舎で学べる子供たちは幸せですね。

天井も高く、自然光がはいる開放的な建物で、あちこちにたくさんの工夫やアイデアが盛り込まれていました。

薪ストーブは普段使いではなく、学校が避難所に指定されていて、災害時での利用を想定して設置されたようです。
特徴的な珍しい形の薪ストーブで、設置されている様子を間近に見ることができて大変参考になりました。

春から夏に向かっていく季節になりますが、5月末から6月にかけて薪ストーブ4台の設置工事を予定しています。
そのうち3台はすでに屋根上の煙突工事は終了し、残りの煙突と薪ストーブをつなげて設置するだけで、もう1台はフル工事になります。

GW期間中、南三陸町にお住いのご夫婦が薪ストーブ設置の相談に訪ねていらっしゃいました。
今までは、薪燃料として針葉樹しか提供することができなかったのですが、岩手県岩泉町での森林整備の活動が始まってからは、大量の広葉樹を提供することができるようになりました。

これからも多くの方に薪ストーブの良さを知ってもらい、森の循環を守っていけるよう活動していきたいと思います。

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