「夢ストーブ元樹」はスギやマツも燃やせる薪ストーブです
掲載日:2017年2月5日
間伐材は、薪ストーブの燃料として有効活用することができます。
フォレストサイクル元樹では、設立当初から薪ストーブの普及に力を入れていて、石巻の鉄工所と共同で「夢ストーブ元樹」を開発し、販売しています。
夢ストーブ元樹はスギやマツなど針葉樹を燃やすことができるのが特徴で、ピザ焼きなど調理が楽しめるオーブン付タイプが人気です。ショールームはありませんが、イベントやワークショップを中心に普及活動をしています。また、口コミやインターネットで夢ストーブ元樹を知ってくださった方も多く、個人宅のほかに、カフェレストランや温泉施設、高齢者施設など30台近く設置してきました。
フォレストサイクル元樹では、薪ストーブの販売だけでなく設置工事も承っています。
ただ、屋根の雨仕舞工事や建物への穴あけ工事などは専門性を要するため、専門の職人さんにお手伝いをお願いしています。
今回、石巻市の企業さんから、新社屋への薪ストーブ設置依頼をいただきました。
施主は砕石事業をしている企業で、作業現場からスギやマツが大量に出ることから、その木を薪燃料として使いたいという強い希望があり、「夢ストーブ元樹」を選んでくれました。
大きな新築の建物に3台の薪ストーブを設置することになり、施工する工務店さんと一緒に1年以上前から打ち合わせを重ねてきました。まずは、2階の天井を抜ける位置から屋根上の煙突囲いの中ま煙突を設置し、角トップという囲いのカバーを取り付けて雨仕舞いする作業を行いました。
高さ12mの勾配が大きい屋根での作業で、風が強い中での作業でしたが、お付き合いのある板金屋さんや現場の大工さんにもお手伝いいただき、安全に作業をを実施することができました。
普段使用しているパワーマチック社製の煙突(ダッチウエストジャパン推奨)のほか、今回初めてメトス推奨の煙突(Φ250)を使用しました。
金物や設置方法が少しずつ違い苦労しましたが何とか工事を完了させることができました。
薪ストーブ本体の設置や建物内の煙突設置工事は、3月末〜4月にかけて作業予定です。
29年度は他にもあと1台、薪ストーブの設置依頼をいただいており、幸先の良いスタートとなりました。
薪ストーブの設置が増えることは、間伐材の需要拡大につながり、さらに森林整備活動へと広がります。
フォレストサイクル元樹では、これからも薪ストーブの普及に向けてどんどんアピールしていきたいと思います。