手間をかける楽しさ。手間をかけた分の愛着。
秋の訪れと薪ストーブの準備
秋が深まる頃には、今年の薪の準備が始まります。
薪の入手先、ひと冬分の薪を保管する薪棚の確認、何度も薪の搬入をしなくてすむよう家の中の薪置き場の確保、寒空の下での薪割り作業など、薪ストーブに火を灯すには準備が多く、力仕事も必要です。
薪ストーブという季節行事
薪ストーブの準備のすべてを一人でこなそうとすれば、それはとても大変なことです。
ですが、例えば薪割りや日々の薪の搬入は、小さな子どもにもお手伝いができる作業です。薪割りは子どもたちと過ごす大切な庭遊びになります。
春が来て薪ストーブが休息に入る頃には、薪のにおいやパチパチとささやかな音をたてて燃える炎、薪ストーブを囲んで過ごした時間が懐かしく感じます。
そしてまた、薪ストーブの火入れを楽しみに秋を待ちます。
薪ストーブは単なる暖房器具ではなく、季節の行事として家族の暮らしの一部となります。
薪割りを楽しむ
「薪割り」や「薪づくり」は大変な作業というイメージを持たれがちです。
機械を使った薪割り方法もありますが、ちょっとしたコツをつかめば、斧を使って1ヶ月分の薪を1日で準備することもできるのです。
フォレストサイクル元樹では薪割り体験会などを開催していますので、薪割りのコツを楽しく学んでいただくこともできます。斧だけでなく、女性やお子さんにも使いやすい薪割りの道具もありますので、家族で楽しむ「スポーツ」として薪割りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
生きた火が教えてくれること
「危険」と上手につきあう
とても当たり前な話ですが、火は熱く、火傷や火災などの危険と隣り合わせです。
では危険をすべて取り除くことが「安全」なのでしょうか。
炎が大きく燃え広がらないように頑丈なストーブで囲ったり、子どもが熱い鉄板に直接触れてしまわないように柵を作ったり、火が危険であるということを理解するとともに、危険から身を守る知恵をたくわえることも「安全」を手に入れるひとつの手段です。
恩恵と偉大さを知る
近づきすぎると熱い炎は、程よく距離を取ることで暖かさを与えてくれます。
また火の熱さは食べ物を美味しくしてくれます。
目の前にある炎は「なぜ暖かいのか」の答えを教えてくれます。
スイッチひとつで暖まるエアコンでは「なぜ暖かいのか」に気づくキッカケすら得にくいかもしれません。薪ストーブのある暮らしは、目的を達成するために寄り道をしながらいろんな手間を必要とします。
そこには、最短距離で目的を達成することができるスマートな暮らしでは感じることができない楽しさと恩恵があるのです。
フォレストサイクル元樹がおすすめする薪ストーブ
高性能・低コストの「夢ストーブ元樹」
フォレストサイクル元樹の活動に共感していただいた製造業者・設置工事業者・原料仕入業者などのご協力のもと、「高品質・低コスト」の薪ストーブをご提供しています。