ホーム > 薪ストーブのある暮らし > 薪ストーブQ&A

薪ストーブのある暮らし薪ストーブQ&A

薪ストーブ本体について

なぜNPO法人(非営利活動法人)がストーブを販売するのですか?
フォレストサイクル元樹は森の循環の復活を目的に活動しています。
森を守り育てるためには、間伐活動などの森林整備が必要であり、その間伐材をムダなく有効活用していくことも私たちの大切な活動です。
その有効活用のひとつとして「薪」の生産があり、その需要拡大を目指して薪ストーブのある暮らしの提案と薪ストーブの普及活動、販売をしています。薪ストーブのある暮らしを通して、森林整備へ関心を持ってもらいたい、森を感じて暮らしてもらいたいと考えています。
NPO法人で開発したとのことですが、品質などは大丈夫でしょうか。
薪ストーブは、造船の町石巻にある鉄工所で製造されています。
産業用大型焼却炉(木質バイオマス燃料使用)や大型タンカー部品などの修理など、“燃焼”の知見と溶接などの鋼材の技術にたけた事業所で、全てハンドメイドされています。
私たちフォレストサイクル元樹の活動趣旨にご賛同いただき、試行錯誤を繰り返し、検証を重ねて製造されました。
性能、価格ともにご納得いただける商品であり、また実際にご利用いただく皆さまのご意見を柔軟に取り入れ、更なる商品開発を進めていく予定です。
「夢ストーブ元樹」商品紹介
ホームセンターなどで販売されているストーブは、耐久年数に限りがあると聞きましたが…
手頃な価格で購入できる昔ながらのだるま型ストーブや鋳物製ストーブは、主暖房用途としてではなくあくまで補助暖房という前提のため鋳物や鋼板が薄く設計されています。耐久年数に限りがあるのはそのためです。
ホームセンターで販売されているストーブよりも値段が高価ですが、どんな違いがあるのですか
「夢ストーブ元樹」は高品質な素材を使ったハンドメイドのストーブです。9mmの厚さの鋼板製で高い燃焼性能に加えて耐久性にも優れています。交換分部品も必要としないメンテナンスフリーの製品ですので、一度ご購入いただければ、一生モノとして長い間お使いいただくことが可能です。

導入前

既存住宅、特に昔の家だと土台の補強が必要だと聞いたのですが…
プレハブや簡易的な作りの住宅を除き、一般的な住宅の単位あたりの耐加重は約600kgと言われていますので、特に補強の必要はありません。
「夢ストーブ元樹:Aタイプ(オーブン付)」は300kg以上ありますが、ストーブを直接床面に設置することは無く(遮熱施工)、加重が分散されます。
ただ、設置場所の床が普段から軋んでいる場合や、根太の間隔が広い場合は補強が必要となることもあります。
新たに設置するときの消防車や役所などへの手続きについて教えてください。
既存住宅へ設置する場合は届け出や許可は必要ありません。
ですが、設置場所や可燃物からの距離など安全上の注意や、適切な設置工事は必要です。
新築住宅では消防法や基準法上の制約などがありますので、工務店などの工事業者にご確認ください。
ストーブ本体のほか、煙突や工事など費用が100万円以上の高額になると聞いたのですが…
フォレストサイクル元樹は、森を守り育てるために森林整備で間伐活動を行い、その間伐材の有効活用の一環として薪ストーブの普及活動をしています。多くの皆さまに薪ストーブをご利用いただくために、市販のストーブや一般的な設置工事よりもできるだけ価格を抑えた対応をしております。
費用につきましては、設置場所の条件により変動することもありますので、まずはお気軽にご相談ください。
薪ストーブ設置のお見積り・お問い合せ

導入後

すぐに消火できないので、就寝時や外出時が心配です
薪ストーブには、点火や消火のためのスイッチがありません。自然消火が原則ですが、強制的に消火したい場合はストーブから薪を取り出し、火消し壷に入れて空気を完全に遮断して消火する方法があります。
ですが、高温の薪を取り出すこと自体が危険なことであり、消火を急ぐあまり水をかけたりすると水分が急激に蒸発して不測の事態を招きかねません。
頑丈な鉄の箱の中に薪がある限り安全なので、扉の締め忘れに注意をしながら空気を絞ることによって自然に消火します。
外出が前もってわかっている場合は、それに合わせて投入する薪を調整したり、就寝時にはあえて太い薪をくべて空気を絞り、朝まで火種が残るように調整するのが一般的です。
ストーブを焚いている間は常に誰かがそばにいなくてはいけないのでしょうか
人がそばにいる状態が理想的ですが、鉄の箱の中で燃えている限りは安全です。
薪投入口や覗き窓の締め忘れや、鉄板の上にお鍋やヤカンをかけたまま長時間放置される際はご注意ください。
寒い日に家に帰った時に部屋が暖まるまでどのくらい時間がかかりますか
一般的には鋼板製ストーブは温まりやすく冷めにくいと言われています。
「夢ストーブ元樹」も鋼板を使用していますので火をおこしてすぐに温まり、冷めにくいのが特徴です。
着火から10分もするとストーブ内の火室内は500℃近くに達します。オーブン内部も30分もすれば200℃を超えます。
また毎日使用していると、床や壁や天井が適度に蓄熱し、体感温度は実際の温度よりも高く感じます。
夢ストーブ元樹の燃焼データ
ダイオキシンなどの有毒ガスの発生が心配です
検証機関での検証の結果、天然の木質バイオマスを燃料とする限り、ダイオキシンなど有毒ガスの発生は限りなくゼロに近い数字であることが実証されています。
山の物、田畑、海や川の天然の物を燃やす限りは問題ありません。だた建築端材などの中には、化学系の接着剤や塗料・防虫剤を含んでいたり、印刷された紙などを燃やす場合は注意が必要です。
煙やにおいでご近所とのトラブルが心配です
薪ストーブは煙が発生します。燃やす木の種類によって臭いや強弱も異なります。
ですが、煙は燃焼状態が良ければ、焚きはじめを除いては無色透明になり見えにくくなります。個人差はあるものの臭いも気になる物ではありませんが、普段から近隣の皆さまと良好なコミュニケーションを取り、ストーブを焚き始める際の配慮が肝心です。
ただ、煙突の高さと隣家の窓の高さが同じだと、煙が直接隣家に入り込んでしまうこともあるので、設置の際には十分注意が必要です。
使用中のトラブルや心配事の相談など、アフターフォローはありますか。
「夢ストーブ元樹」はPL法対象商品です。
特に保証期間が設けてはいませんが、万が一の不具合や使い方、薪の調達について製作元・販売元ともに誠意を持って対応させていただきます。
また、いただいたお客さまからのご意見に耳を傾け、より高品質な地域ブランド商品を目指し、商品開発を進めていく予定です。

針葉樹は薪燃料として広葉樹に劣ると聞いたのですが…
“火持ち”という点では比重の重い広葉樹のほうが向いています。
ですが、乾燥に要する時間の短さ、熱カロリーの高さ、調達のしやすさから針葉樹を選ばれる方も多くいらっしゃいます。
薪の燃料費は、灯油や電気よりも割高なイメージがあるのですが…
フォレストサイクル元樹では自己調達で燃料コストゼロを目指す活動を展開予定です。
購入をされる場合も、スギなどの針葉樹であればシーズン燃料は灯油よりも手頃で価格変動もありません。
実際の使用状況にもよりますが、フォレストサイクル元樹では年間6万円以下と試算しています。
スギやマツなどの針葉樹は、薪燃料に向かないと聞いたのですが…
向かないと言われている理由として、高熱によりストーブを傷めたり、煙突にススがつきやすく掃除が大変になるからだと言われています。
流通している一部のストーブのなかには鋳物製で、高熱により破損や変形してしまうものがあります。それを防ぐために温度を抑えて火を焚き、不完全燃焼でススを発生させてしまう場合があるのです。「夢ストーブ元樹」は高温に強い設計のため、針葉樹を薪燃料に使用しても問題ありません。
薪はどこから入手すればよいですか。灯油のように配達してもらうことはできるのでしょうか 。
フォレストサイクル元樹の活動趣旨としましては、燃料である薪を自己調達していただくことで燃料コストゼロを目指してほしいというのが本音です。
森林ボランティアなどへの参加を通して調達することも可能です。フォレストサイクル元樹でも活動会員を募集しております。
ですがやはり自己調達が難しい場合は、森林組合や販売店をご紹介いたします。またフォレストサイクル元樹でも販売を予定しています。
送料をご負担いただければ、配送も可能です。薪は販売店が限られていますので、余裕を持ったご準備をオススメいたします。

MEMBER / VOLUNTEER会員 / ボランティア募集

森の仕事のお手伝いをしてみませんか?

薪作りや除間伐、イベントのお手伝をしてくださる会員・ボランティアを募集しています。

会員 / ボランティア登録の詳細を見る