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岩泉町での活動報告(2017年7月)

掲載日:2017年8月11日

岩手県岩泉町での森林整備活動7月実施分の報告です。

7月は2週間の予定で岩泉町に入りました。

今回の作業にはいくつかの課題がありました。
・今年度のホダ木用原木を伐採するための山の特定
・搬出路の確認
・作業路の修復もしくは新設の手配

また、もう一つの目的として、10t車1台分以上の原木の調達です。
お付き合いのある幼保施設でアスレチック施設を製作することになったそうで、その材料となる木をご注文いただきました。
木の種類や曲がりの有る無しに制約がなく、山で伐採できるほとんどの材が納品対象になるため、伐採した木を余すところなく活用することができます。

現状ではまだ搬出作業路がなく、約200mの斜面を上から降ろして集材しなければいけません。
傾斜約30°の斜面上で枝を全て払い、原木を裸の状態にして下の道路まで滑り落ちるように作業しました。長い原木の状態で滑らせるため、作業スタッフの位置取りや木の動きなどに注意が必要で、何度か危うい状況にもなりましたが、誰もケガすることなく無事に作業を終えることができました。

10日間の作業で100m×50mの範囲の、立木(ナラ以外)の伐採・枝払い・玉切りと、玉切材集材・土場積み作業までを完了することができました。

夏真っ盛りの季節の山仕事は暑さや湿気による体力消耗や体調不良が心配ですが、岩泉町は湿気が少なく、特に朝晩は涼しくて冷房や扇風機を使わずに過ごすことができました。気温が36℃を記録した日も、休憩時間には涼しい風が吹き助かりました。

作業内容によって消耗する体力に違いがあるのですが、連続作業が必要な枝払いと玉切りが負担になります。氷をたくさん入れたお茶やスポーツドリンクでマメに水分補給をしながら作業を進めました。

梅雨が明けていない山の天気は変わりやすく、雨が降った日は「Off日」にしています。今回の休日は宮古までトラックでドライブし、市場や雨の海を見てきました。

集材は、今回もトラックを活用し、土場積みまで完了しました。幼保施設からご注文いただいた分以上の量を確保することができ、8月の作業では大型トラックを手配して運搬する予定です。

8月の作業では、作業路にある立木の伐採をする予定です。9月までに約1kmの作業路を通すための事前作業で、1,000本以上の大掛かりな伐採作業が待っています。

スタッフの体調管理と作業の安全を最優先に、スタート初年度に一定の成果を出せる様、これからも岩泉での活動に邁進してゆきたいと思っています。

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